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そして静物デッサンの最終日なのであった・・・
まだ黒電話のコードちゃんと描いてない
あと孔雀も3分の2くらい模様描いてない
あとりんごもうちょっとどうにかしたい
手前のレモンはもっとどうにかしてあげたい
土曜日カラオケー!
西ロマ西ロマ!
自重を覚えるどころかどんどん忘れる方向へ走っている^▽^
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滑りの悪い教室の戸がそっと開かれると、アントーニョはすぐにそちらを向いて嬉しそうに笑みを浮かべた。
差し込む陽はすでに赤く染まっており、窓の外の街は夕陽の中に沈んでいる。
「委員会終わったん?」
「ああ、」
「ちょっと待っとってなー、この問題あとちょっとで解けそうやねん」
ロヴィーノは適当に頷き返して、問題集やノートが乱雑に広げられているその机の、前の席に座る。
学年が違うのだから当然と云えば当然なのだが、逆さまに読む問題はまるでわからない。
せいぜいわかるのは、関数の類である事くらいだった。
アントーニョの向かうノートをちらりと見れば、長い公式がずらりと並び、それだけでもう頭が痛くなるだろうと思う。
「・・・・」
それは静かな空間だった。
運動場の部員の張り上げた声がたやすく耳に届く。
教室にいる二人は会話も交わさないが、ロヴィーノはこれが嫌いではない。
アントーニョは問題が終われば求めなくても賑やかに話し出すだろうし、それをどこか楽しみにしている様な、そんな感覚は悪くはないのだ。
「はぁー!終わった!ごめんな待たせて。ほな帰ろ!」
ほら、こうして。
「フランシスが悪いねん!教えてくれる言うたのに、セーちゃんがどうのって、先帰ってしまうねんもん!」
少し寂しさが残る、まだもう少し、教室にいてもいいのにと思うロヴィーノと反対に、アントーニョはさっさと廊下へ出てしまう。
彼の声が廊下に反響し、まるで身体中で声を聞いている様だった。
家族の声を聞いているのと同様な安心感と、誰もいない廊下に少し緊張するのはおかしいだろうか。
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だめだ・・・!
思う様に書けない・・・!!!!