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あらあらそこのお嬢さん、どこへおでかけ? 【imaged by * MARIA(http://www.yel.mnet.ne.jp/~ssskkk77/INDEX.html ) 】
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罪を犯した僕を

罰を逃れた僕を


それでも君は、


許してくれるのだろうか、


ずっと、謝りたかった


「・・・」
「・・・」


あの時、ごめん

なんて
そんな一言さえも、言えない

(最も、俺が謝りたいのはそんな軽く言えるものでもない)


「・・・ちょっと・・?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・んだよ」
「お前が黙り込んでるの変だぞ」
「・・・・うっせぇ」
「友達がいなくて落ち込んでんのか?」
「違ぇよ、ばか」


抑揚なく言い返せば、彼から返ってきたのは溜息だった。

謝りたいなんて、言わない。
何から話せばいいのかもわからない。

だからいつも、言いそびれて
もうそのままでいいのに

時々、夜、一人の部屋で、苦しくなる

(こいつがいるからだ)

言わなくていいのに
忘れた事にすれば

(こいつもそれを望んでる)

思い出に触れず、言葉に出さず、
そっと置いておいて、美しいまま風化してゆく思い出の中、一際輝いてけれど色褪せている
そんな、きっと彼の中で何よりも大切な記憶


「・・・お前、夕飯まで俺の家に居座るつもり?」
「別に」


触れたくない、触れられたくない
けれど謝りたい
天秤にかけても同じ重さだろう、矛盾


「何が食べたいんだよ」
「作ってくれなんて言ってねぇぞ」
「俺はこのくらいの時間から夕飯の支度するって決まってんだよ。どうせろくなもの作れないんだろ、食べていけば」


(何だよそんな風に笑うなよ気持ち悪ぃ)

優しい
優しい



きっと触れてしまえばまた彼を傷付ける
わかっているからそれが怖くて何も言えない


「お前さ、時々そうやって黙り込むけど」
「・・・何だよ」


「謝ったりするなよ?」




やさしい、やさしい、


「お前が謝ったら気持ち悪いし」
「てめ・・」
「いいだろ、俺だってお前に謝る事してるんだし」
「・・・」
「でも謝らない、」
「・・・」
「不満か?」


(だから、そんな風に、笑う、な)



*******************


ああああくそ!いい加減塾行く準備しないと間に合わない!
アーサーとフランシス(とジャンヌ)のお話でした!以上!
帰ってきて気力があれば続き書く!
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