忍者ブログ
あらあらそこのお嬢さん、どこへおでかけ? 【imaged by * MARIA(http://www.yel.mnet.ne.jp/~ssskkk77/INDEX.html ) 】
[743]  [742]  [741]  [740]  [739]  [738]  [737]  [736]  [735]  [734]  [733
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

もいっこ小説投下しとく^^



にしろまにしろま
酔っぱらい西ってちょっとかわいいなーて思った記念
でも小説にするとだいぶうざい←
あと最後は腐だから自重して書かない。


*************

「ただいまー!」


深夜に似つかわしくない陽気な声が家に響く。


「お前・・・酒臭ぇぞこのやろ」
「えええ!ショックやわー!ロマに嫌われてしまうやんー!」
「そんなんで嫌いになってたらお前とやってけねぇよ」


しかしそんな声は届かなかったらしい。
彼はショックで立ち直れんわぁなどと大袈裟に言いながらソファに身体を投げ出し、そしてまた大袈裟に笑った。
水差しからグラスに水を注ぎ、それを彼へ渡す。


「ありがとなぁーロマ良い子やー!自慢の子分やでー!」
「お前な・・・」


耳障りな程大きな声ではないものの、普段の彼の性格に加え、酔ったテンションの相手は疲れる。


「めちゃくちゃ酔ってんじゃねぇか」
「ええー!酔っとらんよー?俺フランスやプロイセン程飲んどらんもーん!」
「酔ってる奴はみんなそう言うんだよばーか」
「ばかってゆわれたー!」


はぁ、と溜息を溢し、夜遅くまで待っていた自分が馬鹿みたいだと思った。

自分がもっと幼い頃、彼は自分に気を遣ってアルコールや煙草を一切近づけなかった。
もうそろそろロマーノも飲んでもいいんじゃない?と、フランスに言われたのを合図に、彼は少しずつだが、再びお酒を飲み始めた。
無論自分も一緒に飲む事もあるけれど、量はそう多くない。
今日の様に、悪友と共に飲む日は相当に酔って帰って来るので、お酒もそれなりの量なのだろう。
(絶対付き合えねぇ・・・)

こうなる事はわかっているのに、今日もまた懲りずに起きてしまっていた自分を呪う。


「ロマロマ!こっち来たってぇ!」


頭を抱えていると、彼が座っているソファの空いたスペースをぱんぱんと叩きながらにこやかに笑った。
暫く立ち尽くしたままでいると、彼の眉が寂しそうに歪む。


「嫌なん?」
「は?」
「やっぱ嫌われてもうたー!」
「ばっ・・・!うっせぇな、座ればいいんだろうが!」


笑い上戸なのか泣き上戸なのか。
大袈裟な鳴き真似だと思っていたら、どうやら本気で少し涙をにじませているのに気づき、少し乱暴な物言いをしてソファへ向かう。
(あああああもう!酔っぱらいめんどくせぇ!)



**************
漫画描いてきまー!





PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
忍者ブログ [PR]