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あらあらそこのお嬢さん、どこへおでかけ? 【imaged by * MARIA(http://www.yel.mnet.ne.jp/~ssskkk77/INDEX.html ) 】
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明日は部活でダンスを先輩に発表せねばならん!ことを今思いだした!
しまたー!今週末は練習してなかった・・!
明日みんなと合わせる時間あるかなぁ(なかったら結構困る



以下戯れ言
そのまま小説にしようと思ってたのでラビ夢風味(学パロ!)
しかも未完成の没作品


「あ、やっぱりいたさ」
「また来たんですか、先輩」

だって受験生だから部活も終わって暇なんさ、と溜息混じりに答えれば、勉強したらどうですか、と最もらしい事を言われた。

「弥生の絵、見たいし」
「変わり者なんですか、先輩」

そう言った彼女の右腕が空を切る。
窓の外、梅雨も近いと云うのにからりと晴れた空の色が、まるで彼女の筆に乗り移ったかの様で。
キャンバスに重なる色と色とが、やがて絵になり彼女と自分の目に映る。

「うん?」
「絵を描くところなんて、見てたって面白くもないでしょう」

そうかな、俺は好きだけどな。
思うままに呟き、彼女の揺れる黒髪を見つめた。

「美術好きなんですか、先輩」
「・・・ていうより、弥生の絵が好き」

それでも彼女はこちらを見ない。
いつでも見つめられているキャンバスに、軽い嫉妬さえ覚えた。

「・・・・・・・・・時々」
「うん?」
「絵を描く事が、すごい苦痛になるんです」
「それは・・・意外さね」

そうですか、そう言った彼女がどんな表情なのかは見えない。
けれど見たいとは思わない。
彼女がこちらを向かない限り、は。

「絵が嫌いになる、みたいな?」
「ちょっと違うんですけど。なんて言うか、・・・絵を好きな事が嫌になるって言うか」
「嫌になる?」
「好きなんですよ、何よりも。・・・嫌になります」

それは理解しがたい感情だなぁ、なんて。
少なくとも自分は、嫌になる程好きな事というものが見つからない。
 そして、彼女が少し羨ましくなる。

「好きな事で悩むのって、馬鹿馬鹿しくなりません?」
「・・・・うん、まぁ」
「悩んでると思うんです、こんな悩むくらいだったら絵なんか好きにならなきゃよかった、って」
「・・・それ、辛い?」
「・・・それなりに」

彼女は曖昧に応え、パレットを置いた。
白いパレットの上、彼女の作った色が滲み、混じり合う。

「今は?」
「・・・?」
「今は、描いてて辛い?」

黒髪が風に揺れた。
同時に風は絵の具の匂いをさらい、自分の元へと届く。

「辛かったら描きません」
「・・・よかったさ」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ラビってどんなキャラでしたっけorz
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