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あらあらそこのお嬢さん、どこへおでかけ? 【imaged by * MARIA(http://www.yel.mnet.ne.jp/~ssskkk77/INDEX.html ) 】
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夢のネタは思いつかない悲しさ



目指すものは同じであるのに

「同盟・・・?」

彼の見ているものと、己の見ているものとは異なっている事に、元親は気付かずにはいられなかった。




「貴様とて理解できるであろう、豊臣に正面から向き合うのでは、勝算など無いに等しい」
「だから手を組めってか」
「このまま潰されるのを待つか、同盟を組んで迎え撃つかの二択だ」

潰されるのを待つ、などと云った選択肢など、もとより自分には存在しない。
毛利元就は何を言うでもなく、出された茶菓子にも手をつけず、伺い見る様に切れ長の目をじっとこちらへ向け続けた。

「そっちから言い出したって事ぁ、勝算があるんだろうな。智将さんよ?」

その視線に答える様に真っ直ぐ向き合い、にやりと呟く。
反して相手は眉一つ動かさず、淡々とした口調で述べた。

「貴様の兵器、我が水軍、それに策をもってすれば、」
「・・・・いいぜ、組もうじゃねぇか」

常に“子供の遊び”などと貶されていた自慢の兵器を勝算の一部として数えられ、得意気になったのかもしれない。
元親は吐き出す様に笑みを漏らし、手の平で自信の膝を叩いて了承したと伝える。

それでも脳裏に過ぎるのは、些細な迷い。
彼の見ているものと、己の見ているものとは違う。
目指すは天下統一。それは確認するまでもなく解りきっている事。
けれども彼は、天下に興味など無いと言う。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・眠いから続きは今度にしよ、う
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