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あらあらそこのお嬢さん、どこへおでかけ? 【imaged by * MARIA(http://www.yel.mnet.ne.jp/~ssskkk77/INDEX.html ) 】
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社会のテストが難易度高すぎて(理科もそこそこに)
なんとゆうか、やる気が失せた
いや、やる気があろうとなかろーとやらなきゃならんのですが
どうでもいいと割り切っている音楽はできた。しょうもない

あしたすうがくー。と、びじゅつとこくご
得意教科2:史上最も苦手だと思われる教科1!

「ごめんね、猫さん」

湿ったダンボール箱に、申し訳程度の薄いタオルが敷かれていた。
小さな生き物は問い返す様に、首を微かに傾げて一声鳴く。

「僕ね、旅してるから、飼ってあげられないんだ」

白い手袋越しに伝わる、その小さな体温は酷く懸命で。
ふわふわとした毛並みは、けれども雪のせいで濡れ、今は痛々しいまでの姿になっていた。

「・・・今はもう、飼うのを反対する人はいないんだけど」

肩から流れた金髪が、真紅のコートによく映える。
薄暗い路地裏、音を、体温を、色までも奪う雪の中で、賑やかに瞳に映る見慣れたその色。

「兄さんが見つかったら、また、二人で旅したいな」

ねぇ、猫さん
聞いてもいないであろう猫に、静かに話しかける。
希望的な独り言。最早猫に話しかけていると云う感覚すら、薄れていた。

「みんな、兄さんはもういない、って言うんだ」

ねぇ、生きてるでしょう。あの人は。
だってまだ、あの人自身の腕と足を、取り戻してはいないのに。
僕等は、まだ完全には戻れていない。

「探さなきゃ。いないって言ってたら、見つからないよ」

身体を失った自分になど、何も無いと思っていた。
けれど、きっと何かはあったのだ。兄と旅した4年間で。
だからこそ、こんなにも強く、あの人を求める。

「僕は、4年間分の記憶も戻さなきゃいけないしね」

完全に戻る事はできないのかもしれない。
この世界は不完全だと言っていたあの人は、確かに今も不完全なままなのだ。
此処にいる、自分も。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・途中書き!


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